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ディズニー実写版「美女と野獣」

ディズニー実写版「美女と野獣」、観てきました。というだけの話。
(ちなみに、3年前のクリストフ・ガンズ版の感想はこちら。

ネタバレも含むので、まだこれからという方はそっと閉じてくださいませね。



エマ・ワトソン演じるベルの、可愛らしさの中にふっと覗く知的な雰囲気と美しさ。
全体的に、アニメ版で描かれなかった箇所を、予想以上に拾って頂いたなと思いました。


【ベルの母】

後述する魔法の本で、知られざる母の真実に。
…バラの花言葉は「愛情」のほか、「美」、「秘密」、などなど…とにかくメッセージ多様ですよね…。
ベルの両親のことを知った野獣が、ベルの父親に浴びせた非礼を謝るシーンは、ホロリときました。


【パパ】

”どうしたら、愛を永遠にすることが出来るのか”

これは、何かを「創造」する全ての人たちの、とても根源的なテーマなのかもしれません。
発明家というよりは、芸術家という側面が強く出ていた気がする今作のパパ。確かにあり得て自然なストーリー分岐が描かれていて、ニヤリとしました。今作のパパはかっこいいパパ。


【城の従者たちと、愛するひと】

ルミエールに恋人がいることはアニメ版でもサラッと描写されていましたが、この映画では、城の主要従者たち全員に「愛するひと」がいる ということが分かる。
ポット夫人とチップの親子愛も含め、それぞれが愛のために耐えたり戦ったりするお話。ベルとビーストだけでなく、すべての「愛するひと」たちの物語であるように感じました。箪笥の歌姫に旦那がいたとは…。コグスワースですら、ラストで「!?」ってなった。


【魔女】

今回、ちゃっかりすぐ近くにいた。でも相変わらず、何故そのように人間を試すのか は永遠の謎。
魔女は独自の世界観で生きていてほしい気もするので、謎のままでもいいやってなる。

バラの他に、もうひとつ置き土産をくださったようです。なんと、強く念じるとその場所へ行けるという魔法の本。野獣さん、これでひとときの間、つらい現実から逃れていたんだって。魔女優しいんじゃない?って一瞬思ったけど、幻想をもたらしながら絶望という名の現実を知らしめるってことじゃね?ってすぐ気がついて、きさまは悪魔か、最高だなと

製作総指揮のお一人、ドン・ハーンさんは近年「マレフィセント」も手掛けたってパンフに書いてあって、なるほど魔女得意そう とか謎の納得感。私あの映画もけっこう好きですぞ……魔女…いいよね魔女…白黒つかない、悪でも正義でもない…「魔女」…。


【それなりに教養のある人物・野獣】

野獣がベルに図書室をプレゼントするエピソードは名シーンのひとつであり、私も大好きなシーンですが、何故、野獣があれほどの図書室を持っていたのか、とか、ふたりとも何故本の世界にのめり込むのか、といったあたり掘り下げられてる。全く異なる二人に共通する孤独感は、切なくも、グッと心の通う描写がなされていたように思います。


そのほか、村人たちについてだったり、外見に惑わされてはならないという古来からのテーマも然り、色々ありますが、とりあえずガストンはどこを見てもガストンのままなので、いかにこのディズニー版が多くの人に愛されているかが分かる。
舞台も実写映画も、ほんとうにお前はブレないな。でもそれでこそ ガストンなのだ つよいぞガストン

ル・フウは、そもそもいい子なのだ。というか少なくとも、ガストンよりは空気を読める子なのだ。読んだ上で、ガストンにくっついていたのは、彼なりにガストンを大事に思ってたから。あんな馬鹿みたいなフラれっぷり(失礼)でグズグズしてる野郎に、周りも巻き込んで元気づけようとするのは、彼ぐらいだったの。しかしガストンはガストンなので、そんな彼に目もくれず、ベルは俺のものだーを最後まで貫いてしまう。

どうなんですかね。ガストンがあの城襲撃時に、ル・フウがいかに大切な友であるか、気づいていたら?手に手をとって逃げ帰る展開になってたら、友と共にそれなりに人生謳歌できたのでは。って思ったけど、そうなるとベルがあそこまで追い詰められて、自分の気持ちに気づけなかったのかな。やはりすまんがしんでくれガストン

音楽の素晴らしさは言うまでもない……野獣のソロが舞台版とはまた別の新曲だったみたいで、野獣視点が増えてくれるのは、このふたりが大好きな身としては非常に嬉しかったです。。。

今回は字幕版を観ましたが、吹き替え版も舞台俳優さんが多く出ているようなので、そちらも観て(聞いて)みたい気がする。

素晴らしい「美女と野獣」でした。
素敵な時間を、ありがとうございました。

ディズニー実写版「美女と野獣」

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