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そらばむ

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文字のはなし

動物語とヒト語についてお話したところで、今日は文字について。

※一部ネタバレを含むため、「烏合の衆」を先に読まれていることをおすすめします。



文字について

ヒト語は基本的に、英語と日本語。これは単純に読者さんに分かりやすいように、ってだけで決めてます。けして幻想文字を生み出すのが面倒くさかっただなんてそんな

ヒトが絶滅した後も、ヒトが残した大量の書物に、動物たち(特にトリ族)は興味を示すようになりました。ホロウはその中でもズバ抜けてヒトへの関心が強く、雛鳥の頃からヒトの残したたくさんの書物と、そこに描かれた絵や記号の意味を追及し、ヒト語を「喋る」ことは出来なくとも、ヒトの書いた文字ならば、「読む」ことが出来るようになりました。



ホロウの他に、ぴーすけや玄も、ヒト語の読み書きが出来ます。

ぴーすけ ヒト語を喋れるし、読むことも書くことも出来る。
ホロウ ヒト語を喋れないが、読み書きなら出来る。(ジャンルも広域)
玄 ヒト語を喋れないが、読み書きなら出来る。(「烏合の衆」以前から医学書も読む)
チロル ヒト語を喋れないし、読み書きもほとんど出来ない。が、料理のレシピについては、絵を見ながらわりといける。また、トリ間でのみ使われる簡易記号(通称:トリ文字)で日々の日記をつけている。


ヒトが残した住まいをそのまま自分の住処とする動物たちも増え、「ヒト寄り」な生活を送る動物たちが増えてゆきます。全員がそうとも限らず、モクレンとユキのように、昔ながらの方法で森にひっそり住まう者もいれば、ぴーすけたちのように、まるでヒトのような生活を送る者もいます。

店の看板など、ヒトが残したものがそのままだったりする場所も多い


ホロウさん以外にも、ヒトの文字を読み書き出来るトリたちは現れはじめ、やがて自分たちも何か「書物」を作ろう、とする動きが出始めます。



2巻表紙裏にも登場した、ぴーすけが毎月欠かさず読んでいる「月刊鳥占い」。発行しているのは有志のトリ編集者たちです。
ですが、売れてません(笑) そのため、発行部数も少ないです。だから、ぴーすけは毎月欠かさず買っています。…まだまだ、ヒト語を「読む」ことが出来る動物たちのほうが圧倒的に少ないからです。
一方で、動物語でトークするラジオ番組や、テレビ局なども行う動物たちが現れ、マスメディアも一応機能しています。が、そのほとんどは「音」で伝えるものが一般的です。



―つまり動物たちはヒトを、「星を滅ぼそうとした、恐ろしい存在」…というふうに、畏怖や嫌悪する一方で、ヒトのような生活や文化を楽しんでいたりします。
このあたりは三者三様といいますか…中には極端なまでにヒトと動物を切り分け、動物としての昔ながらの生活にこだわる者もいますし、「なんかオシャレでいい」…と、そういったこだわりを持たない者もいます。ぴーすけたちが住む「カナタ地区」は自然豊かな土地で、前者のような動物たちも多いですが、都会に暮らす動物たちは、比較的後者のようです。

そのあたりも、今後「そらにうたう~again~」に出てくると思います。


個体差

前述したように、文字の読み書きが出来る者というのは、まだまだ一般的ではありません。トリ文字も、文字というよりは記号で、世間的共有度は低く、形もすぐブレます。チロルは日記を自分でつけて、自分で読みかえすために使っています。トリは基本、「誰かに伝えたいことがあれば、飛んで行って叫んだほうが早い」、とされているからです。

それでも、文字が役に立った者もいます。



玄がヒトの文字を読み書きするようになったのは、黒守たちに会う以前からずっと、恋鳥・サクラランの病を治す方法を探るべく、ヒトの色んな書物をあさっていたからです。そうして身に着いた文字の読み書きを、少しだけランにも教えていました。
おかげでランは、遠く離れた玄に、緻密な想いを伝えることが出来ました。


セレは、まだヒトの子として「10歳くらい」です。



そのため、動物語のリスニングのほか、ヒトの読み書きの方も、まだまだ足りなかったりします。
ぴーすけに教わりつつ、(でも途中面倒くさくなって、ホロウに丸投げされたりしつつ)、日々頑張っています。

| そらうた小話 | 18:14 | TOP

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